オピニオンサイト「iRONNA(いろんな)」をご存知だろうか。
開設は2014年9月とのことで、運営元は産経新聞グループの産経デジタルだが、国内の出版社5社と提携して豊富な雑誌記事や論文を掲載し、総合的なオピニオンサイトを目指しているということだ。
このサイトの目玉は、著名な雑誌編集長らが交代で「当番編集長」を務め、テーマに沿ったまとめ編集を行うことにあるという。
確かにサイトに紹介されている「当番編集長」一覧を見ると、『月刊WILL』の花田紀凱編集長をはじめ『月刊Voice』や『正論』『月刊Wedge』『歴史通』など、台湾に関心を寄せる人にはお馴染みの雑誌の編集長が顔を揃えている。
このオピニオンサイト「iRONNA(いろんな)」が「なぜ李登輝は日本を愛するのか」と題した李登輝総統特集を掲載しているのでお知らせしたい。
特集の冒頭では「『尖閣は日本固有の領土である』。いま国際社会でこう公言できる指導者がどれだけいるだろうか。親日家として知られる元台湾総統、李登輝氏は、中国の覇権が拡大し、わが国を取り巻く危機的情勢を誰よりも憂慮する一人である。なぜ李登輝は日本をこれほど愛するのか。その素顔に迫る」と紹介され「わが友、日本人へ」「日本人が忘れた絆」「李登輝と司馬遼太郎」「学者総統の脱帽」などのテーマで、産経新聞や提携する出版社掲載の論文を一挙に掲載している。
5月の蔡英文政権発足を控え、日本でも「新しい台湾」のスタートに大きな関心が集まっている。ただ、退任して時間が経つとはいえ、日本ではまだまだ「台湾といえば李登輝」という求心力の高さは一向に衰えていない。台湾を愛し、日本を愛する李総統の日本人に向けたエールを今一度とっくりお読みいただきたい。