台北市政府が進める台北市西部の再開発計画に伴い、2月に撤去された旧台北市議会の跡地が整備され、公園として新しい姿を見せた。

1970年に落成した旧台北市議会は中山南路と忠孝西路の交差点に位置し、台北駅のはす向かいで観光客にもお馴染みの風景だった。しかし、市議会が1990年に信義区へ移転し、その後、2007年まで警察の関連施設として使われたものの、その後は老朽化によって放置された。一等地にあることから「百億元のおばけ屋敷」と市民から揶揄されていた。

2月の建物撤去後は緑地化が進められ、10日には公園として市民に開放された。将来的には台北市に関するパビリオンやNGOの施設が敷地内に建設される予定だという。

緑地化されてライトアップされた旧台北市議会跡地(聯合報の報道より)

撤去される直前の旧台北市議会の建物。観光客にもお馴染みの風景だった