本日(28日)午後、行政院の孫立群スポークスマンは記者会見を開き、沖ノ鳥島沖の排他的経済水域内で台湾漁船が拿捕された事件について発言した。主な内容は下記の通り。蘋果日報や自由時報が伝えた。
「日台漁業協定は経済海域が重なる部分について協議したものであり、今回の事件はそうした争議のある海域とは全く異なる部分で起きたもの。台湾と日本の民間の関係はずっと友好的にやってきた。
311大震災が日本で発生したとき、台湾は日本に対して何をしたか、皆さん考えてみてほしい。
それなのに、日本がこのような仕打ちをするなんて、馬総統の『我が国の漁民が屈辱を受けた』というコメントはまさに適切だと思う。日本は大国であり、さらに国連海洋法条約の締結国だ。
このような屈辱的な手段で台湾を貶めるなど、台湾の国民は受け入れられない」
孫立群スポークスマンは2014年から現職。5月20日の民進党政権発足とともに退任が決まっている。孫氏の父は国防部長や台湾大学学長を歴任した孫震氏。