沖ノ鳥島沖の排他的経済水域で、台湾漁船が違法操業して拿捕された事件に関連し、民進党の王閔生スポークスマンは本日午前、4項目の声明を発表して日本側へ自制を求めるとともに、新政権発足後は可能なかぎりの意思疎通をはかり、台湾漁民の権益の確保に務めると述べた。自由時報などが伝えた。王スポークスマンが発表した民進党の声明は下記の通り(翻訳:本会台北事務所)。
一、台湾政府は可能なかぎり漁民を助け、台湾の漁民の権益を確保する。
二、日台双方は漁業権の問題につき、すでに度重なる協議を行っている。台湾政府はすでに定着したこの枠組みを通じて積極的に日本側と意思疎通をはかり、今後、似たような漁業権争いの問題を発生させるべきではない。
三、日台双方が合意に達するまでは、日本側に対し自制を求め、争議のある海域で漁業に従事する台湾漁民に干渉する行為をしないよう求める。
四、新政権発足後は、日本側と可能なかぎり意思疎通をはかり、台湾漁民の権益確保に務める。