就任式典での一コマ。「李総統と馬英九と目も合わせなかった」などと報じられた。

5月20日午前9時、民進党の蔡英文・主席は総統府において宣誓し総統に就任した。李登輝総統はこの式典の最前列で立ち会われた。

李総統はまた、同日夜に台北市内のマリオットホテルで開かれた蔡英文総統主催の総統就任パーティに出席されたが、入場する際、記者からの就任演説についての質問に「とても良い。百点満点だ」(很好,一百分」)と答えられたという。


李登輝氏は「とても良い。百点満点だ」と手放しで称賛

【産経新聞:2016年5月20日】

台湾の李登輝元総統は20日、民主進歩党(民進党)の蔡英文総統の就任演説について「とても良い。百点満点だ」と高く評価した。中央通信社が伝えた。

李氏は総統府で行われた就任式では最前列で蔡氏の宣誓を聞き、就任祝賀夕食会にも出席した。

李氏は総統だった1999年、中台は「特殊な国と国の関係」とする「二国論」を提起し、中国の猛反発を受けた。蔡氏は当時、総統府直属の国家安全会議諮問委員で、二国論起草に携わった。