到着した熊本空港でメディアからのインタビューに答える陳菊・高雄市長ら(蘋果日報の報道より)

陳菊・高雄市長、頼清徳・台南市長らは昨日、着任したばかりの謝長廷・駐日代表らとともに熊本を訪問し、義援金6,516万台湾元(およそ2億1,600万円)を蒲島郁夫・熊本県知事に手渡した。

ホテルで台湾からの一行と会見した蒲島知事は「台湾との絆の深さを改めて感じた。義援金は復興のために大切に使わせていただく」と述べるとともに、特に謝長廷・駐日代表が着任翌日に熊本を訪問してくれたことに「大変感激している」などと話した。

また、頼市長や陳市長は、台南地震や高雄でのガス爆発事故の際、台湾に最も関心を寄せてくれたのは日本だったとして、日台双方はともに苦難に立ち向かうパートナーであり、今後も友好関係を維持していかなければならない、などと述べた。

台湾からの市長一行は、予定では12日まで熊本に滞在予定だが、台湾南部では豪雨による災害も心配されており、状況次第では予定を切り上げて台湾に帰国する可能性もあるとしている。