台湾国内の報道によれば、1934年(大正2)年に建築され、台中市の市指定古跡にもなっている旧台中州庁舎が、このたび博物館として生まれ変わることが決まったという。
台中州庁舎は、台湾総督府の設計も手がけた森山松之助氏による設計で、二段階勾配の「マンサード屋根」を持ち、落成から100年以上が経過した歴史ある文化遺産ともなっている。
このたび、中央政府から計3億6000万元(約11億4500万円)の補助金がおりることとなり、台中市の歴史を学ぶ博物館として整備されていくことになったという。同予算は、台中州庁舎、大屯郡役所、台中刑務所演舞場と官舎群など、台中市に残された日本時代の古跡などの活用に使われるという。