20160719-01昨日(7月18日)午後、香川県の浜田恵造(はまだ けいぞう)知事は、「桃園・香川友好交流団」として同県を訪問していた桃園市の鄭文燦(てい・ぶんさん)市長と都市間提携の「交流協定」を締結した。

この協定では、文化・芸術、観光、行政の面から交流を進めることで合意するとともに、経済振興や文化芸術面における民間団体などとも交流を進めてゆくことで合意しているという。

桃園市「市政新聞」が写真7枚を使って詳しく報じているのでご紹介したい。

桃園市は今年5月19日に加賀市(宮元陸市長)と友好都市協定を締結したのが日本の自治体との最初の都市間提携で、香川県との都市間提携は2件目となる。

鄭文燦市長は昨年9月以来の来日となり、本日からは大阪を訪問し、国立民族学博物館を見学したり、大阪市の教育委員会と青年会議所を訪れて、観光や高校のスポーツ交流などについて意見交換するという。

また、加賀市との提携の際にもお伝えしたように、鄭市長は李登輝総統時代の1990年に起こった野百合学生運動に台湾大学の学生として参加、万年国会議員の辞職などを求めて実現した経歴を持ち、民進党に所属している。2014年11月末の統一地表選挙において、国民党の鉄票区と言われ、呉伯雄・国民党前主席の子息でもある呉志揚・桃園県長に挑み、約3万票の僅差で破って当選している。この年の12月、桃園県と桃園市が合併して行政院直轄市の桃園市となっている。

これで日台の都市間提携は5月19日の加賀市と桃園市に引き続き48件目となる。心から祝意を表したい。本会のホームページでは、これまでの日台姉妹都市一覧とともに、締結の模様などを掲載している。