9月16日、成田市内のヒルトンホテルにおいて成田市の小泉一成(こいずみ・かずなり)市長は桃園市の游建華・副市長と友好都市協定を結び、同時に、成田国際空港の夏目誠・社長は桃園国際空港会社の蕭登科・総経理と姉妹空港覚書を締結した。
成田市は今年2月、桃園市で開催されたランタンフェスティバルに100年の歴史を有する成田祇園祭の「仲之町の山車」を初めて派遣して桃園市と交流を深めていたが、去る8月9日に千葉県が桃園市と友好交流協定を結んだことがこのW協定を後押ししたようだ。
また、小泉市長は大の台湾ファン。台湾との交流に熱心で、かつて本会の「日台共栄の夕べ」にも参加したことがある。
下記に、写真8枚を掲載して詳細を伝える桃園市「市政新聞」と、珍しく全国紙の読売新聞が報道していたのでご紹介したい。
成田市と桃園市の姉妹都市提携は、9月8日に大分県と台中市の「友好交流に関する覚書」に続く今年12件目の日台都市間提携で、本会調査によれば、1979年10月に青森県大間町と雲林県虎尾鎮が姉妹町を結んで以来56件となった。心からお祝いしたい。
◆桃園市與成田市締結友好城市 游建華副市長:建立彼此更緊密的連結,共創雙方更好的未來【桃園市政新聞:2016年9月16日】
成田空港 台湾・桃園と「姉妹」に…市も協定
【読売新聞:2016年9月18日】
成田市と台湾・桃園市、成田国際空港会社(NAA)と桃園国際空港会社は、それぞれ友好都市協定、姉妹空港覚書を交わした。NAAによると、成田―桃園線は11の航空会社が週140便以上を運航し、成田の路線別便数で最多という。官民一体で関係を深めていくことが狙いで、両市は観光や文化交流など、両空港は定例会議や人事交流などを図っていく方針。
成田市のホテルで16日、台湾側の代表者も出席して締結式が行われ、小泉一成市長は「大きな懸け橋が誕生したことから幅広い分野の交流を促進し、両市の発展につなげていきたい」と述べた。NAAの夏目誠社長は「さらなる高みへ歩んでいることは有意義なこと」と歓迎の意向を示した。