関係者とともに記念撮影に応じる李登輝総統(李登輝基金会提供)

台湾南部の名門校として知られる高雄市の国立中山大学にこのほど「李登輝政府研究センター」が設置され、本日午前、李登輝総統ご夫妻も出席して開幕式典が行われた。

「李登輝政府研究センター」は、退任総統の名前を冠した大学の学術部門として台湾で初めて設置され、9日からは「李登輝博士政治経済講座」が正式に開講される。

李登輝総統ご夫妻も本日午前10時から学内で行われた記念式典に出席。挨拶のなかで、研究センターが今後、退任総統の政策や思想などについて研究が進めるほか、南方政策のシンクタンク的役割を担うことを期待するとした。さらに、米ハーバード大学の「ケネディスクール」や「ウイルソン・センター」のように、公共政策に関する指導者を育成したいなどとも話した。