琵琶湖を走るクルーズ船

本会HPやメールマガジン「日台共栄」誌上でもお伝えしたように、去る8月28日、浜名湖観光圏整備推進協議会長の鈴木康友(すずき・やすとも)浜松市長と南投県観光産業連盟協会の李吉田理事長は浜名湖と日月譚(じつげつたん)の友好交流協定に調印した。

同時に、浜松観光コンベンションビューローと南投県日月潭観光旅遊協会、浜名湖のロープウエーを運営する遠鉄観光開発と日月潭ロープウエー、浜名湖遊覧船と南投県渡船・遊覧船協会も友好交流協定を結んだ。日台間でロープウェイや遊覧船の事業者同士が協定を結ぶんだのは恐らく初のケース。

これに続いて、琵琶湖で旅客船を運航する琵琶湖汽船とクルーズ業者などでつくる「南投県渡船遊艇商業同業公会」が来る11月26日に友好協定を結ぶという。中央通信社の記事をご紹介したい。

ちなみに、滋賀県は2013年3月に設立した「しが水環境ビジネス推進フォーラム」を通じて台南市と交流し、その年の12月には滋賀県と台南市が産業・経済分野で交流を図るための覚書を取り交わしている。


滋賀の旅客船業者、台湾・南投を訪問 友好協定締結で意見交換

【中央通信社:2016年10月21日】

琵琶湖で旅客船を運航する琵琶湖汽船(滋賀県大津市)の川戸良幸社長が20日、南投県政府を表敬訪問し、来月26日にクルーズ業者などでつくる団体「南投県渡船遊艇商業同業公会」と締結する友好協定などについて同県の洪瑞智秘書長と意見を交換した。

川戸氏は協定締結後には、南投県と同県の湖「日月潭」を、より多くの日本人に知ってもらえるよう宣伝したいと強調。洪氏もわが県と大津市にはそれぞれ美しい湖があり、環境などが似ていると指摘。観光や学術分野での交流に期待を示した。

日月潭は南投県魚池郷にある淡水湖で、その美しさから観光地として高い人気を誇る。最近では女優の長澤まさみが出演する台湾観光のPRフィルムのロケ地にも選ばれた。また、今年8月末には静岡県の浜名湖と友好交流協定を締結している。