1月13日、大分県竹田(たけた)市と高雄市田寮区が「観光文化友好交流都市協定覚書」を締結しました。高雄市の許銘春・副市長や日本台湾交流協会高雄事務所の中郡錦蔵(なかぐん・きんぞう)所長(総領事に相当)ら関係者が立ち会う中、竹田市の首藤勝次 (しゅとう・かつじ)市長と高雄市田寮区の王昌文・区長が覚書書に調印しました。

竹田市からは首藤市長とともに市議会の坂梨宏之進議長や竹田市観光協会の井上隆会長らが臨んだそうで、今後、観光や農業などを中心とした交流をしてゆくそうです。

竹田市は祖母山・阿蘇山・九重連山の3つの山岳に囲まれた内陸にあり、岡城があった城下町。「荒城の月」を作曲した瀧廉太郎は幼少期を竹田市で過ごし、「荒城の月」の着想は岡城だったと言われています。また竹田市は、日露戦争で戦死して日本初の軍神となって顕彰され、『廣瀬中佐』の歌で知られる廣瀬武夫(ひろせ・たけお)中佐の出身地です。

1月11日、熊本県・熊本市と高雄市が「友好交流協定」を締結して晴れて正式な姉妹都市となり、今年はそれに続く日台の都市間提携です。これで日台の姉妹都市は58件目となり、心から祝意を表するとともに、竹田市と高雄市田寮区の末永い交流を期待します。

◆同樣擁有群山、溫泉資源 田寮與日竹田市簽署交流備忘錄(自由時報)

◆台湾と姉妹提携する日本の自治体・議会【本会HP「日台姉妹交流」】