青森県と平川市が台中市と昨年(2016年)12月14日に友好交流協定を締結していたことが分かった。
昨年の日台の都市間提携は過去最高の13件にのぼっていたが、さらに1件増えて14件となる。本会調査では、1979年10月の青森県大間町と雲林県虎尾鎮の姉妹町締結にはじまる日台の都市間提携は、本年2月21日の宮崎県と新竹県の交流協定締結で64件となった。心から祝意を表するとともに、下記にそれを伝える「陸奥新報」の記事をご紹介したい。
ちなみに、県と市が一緒に台湾の自治体と締結するのは、2013年9月に熊本県・熊本市が高雄市と「国際交流促進覚書」を締結して以来2例目となる。
なお、熊本県・熊本市は高雄市と本年(2017年)1月11日に「友好交流協定」を正式締結している。
台中市と交流促進へ 県と平川市が協定締結
【陸奥新報:2016年12月15日】
県と平川市、人口規模で台湾第3の都市台中市が14日、友好交流協定を締結した。三村申吾知事と長尾忠行平川市長が訪台、台中市政府庁舎で林佳龍同市長とともに締結式に臨み、協定書に署名した。今後、県、両市の間で観光、文化、農業など各分野での交流発展が期待される。
県が友好交流協定を結んだ海外の都市、州などは台中市で6番目となる。同市との協定には(1)産業、農業、文化、スポーツ、教育など幅広い分野の交流促進を図るため、行政や企業、団体、教育機関などの友好交流を促進する(2)観光友好交流促進のため、観光情報共有やそれぞれの地域への誘客を促進する―など5項目を盛り込んだ。