李大維・外交部長(外相)は本日午前、立法院の「国防および外交委員会」での答弁において対日外交窓口である「亜東関係協会」の名称を早ければ今月中にも「台湾日本関係協会」へ変更すると明言した。民進党の蔡適應・立法委員の質問に答えたもの。
亜東関係協会の名称変更については、昨日(5日)、東京で行われた台湾独立建国聯盟主催の講演会で、来賓として挨拶した謝長廷・駐日代表(駐日大使に相当)が言及したことが台湾でも報道されており、李部長の答弁はそれを裏打ちするものとなった。
李部長は答弁のなかで、名称変更は、今年1月1日から亜東関係協会のカウンターパートである日本側の交流協会が「日本台湾交流協会」と名称変更したことを受けてのもので、名称変更に関する公文はすでに行政院に送致されており、林全・行政院長の裁可を待っているところなどと話した。順調にいけば、今月中にも名称が変更される見通し。
また、日本国内の駐日代表処や弁事処などの名称も同時に変更するのかという質問に対して李部長は、日本国内の機関名称変更には日本側の同意も必要とするため問い合わせ中であるとし、目下進展はないが継続して交渉していく、などと答えた。
【台湾国内の報道を本会台北事務所でまとめたものです】