李登輝総統が台北市長時代に自らシナリオを翻訳して演じられたオペラ「ファウスト」が今年6月、台中歌劇院で再演されることが発表された。
中国語版のオペラ「ファウスト」のシナリオは、台北市長時代の李総統が自ら日本語版から中国語に翻訳したもので、1980年に台北市主催の音楽フェスティバルで演じられた。
当時、台北市政府は李市長のもと、市民の文化的素養向上のため、1979年から1981年にかけて音楽フェスティバルを開催。オペラ「ファウスト」は1980年の第2回フェスティバルで上演されている。
報道によると、台中歌劇院での上演は6月10と11日。オペラのプロデューサーで台北歌劇劇場創立者の曾道雄氏は3月16日に行われた記者会見での席上、「ファウスト」の再演は李登輝総統も支持してくれており、再演される会場が台中に昨年落成したばかりの歌劇院だということを大変喜ばれたという。