すでに亜東関係協会の理事会で決定し、行政院(内閣に相当)で手続き中だった亜東関係協会の名称を「台湾日本関係協会」と改める件について、李大維・外交部長は昨4月19日、1ヵ月以内に実施することを明らかにした。
ただし、この改称に伴う「台北駐日経済文化代表処」の名称変更は、まだ日本側と合意に至っていないそうだ。中央通信社の記事を下記に紹介したい。
李大維・外交部長が亜東関係協会の名称を「台湾日本関係協会」に変更することを明らかにしたのは3月6日。この時点で李・外交部長は台北駐日経済文化代表処の「台北」を「台湾」に改称したいという意向を日本側に伝えているとも報じられていた。
日本側に伝えてからすでに2ヵ月になんなんとする。早々に「台湾駐日代表処」、またはアメリカの「駐日米国大使館」やイギリスの「駐日英国大使館」に倣い、台湾も「駐日台湾代表処」と正名して欲しいものだ。
対日窓口機関を1カ月以内に「台湾日本関係協会」に改称へ=外交部長
【中央通信社:2017年4月19日】
李大維外交部長(外相)は19日、立法院(国会)外交および国防委員会で、台湾の対日窓口機関「亜東関係協会」の名称を1カ月以内に「台湾日本関係協会」に変更する方針を明らかにした。
亜東関係協会は1972年、日本との断交を受け、経済、技術、文化面での民間交流窓口として設立。今年3月、行政院(内閣)が「台湾日本関係協会」への改称を承認したが、時期は未定とされていた。日本の対台湾窓口機関である「交流協会」は今年1月に「日本台湾交流協会」に改称している。
また、李外交部長は、駐日大使館に相当する「台北駐日経済文化代表処」の名称の変更については台日双方の協議が必要で、まだ合意に至っていないと述べた。