平成29年春の叙勲で「旭日重光章」を贈られた許世楷・元駐日代表の祝賀パーティが24日、東京都内のホテルで開かれ、岸信夫・外務副大臣らが出席した。その模様を台湾の最大手紙・自由時報が伝えている。


パーティの席上、岸信夫・外務副大臣みずから勲章の着用を手伝う。傍らの盧千恵夫人は終始恐縮していたという(自由時報の紙面より)

春の叙勲で「旭日重光章」を受章した許世楷・元駐日代表を祝うパーティが、台湾独立建国聯盟日本本部の王明理・委員長ら在日台湾人団体などの主催により、帝国ホテルで開かれた。

パーティには、安倍晋三首相の実弟で、外務副大臣を務める岸信夫・衆議院議員のほか、日本李登輝友の会の渡辺利夫会長、国家基本問題研究所の櫻井よしこ理事長、元国策顧問の金美齢氏などが出席した。

岸信夫・外務副大臣はお祝いの挨拶のなかで「許世楷・元代表が日台関係推進のために努力されてきたことは誰もが知るところ。日本政府が「旭日重光章」という、より上位の勲章をお贈りするのは当然のことだ。良好な日台関係は、アジア太平洋地域における安定のカギだ。そうした意味で、台湾の役割はますます重要となってくる」などと話した。

許世楷・元代表も「日台両国が緊密な協力関係にあることは、双方の国民が期待していることでもあり、その協力関係があってこそ、中国の脅威に対抗できる」などと話した。