いまから8年前の2009年(平成21年)4月5日、NHKは「NHKスペシャル シリーズ JAPANデビュー 第一回 アジアの一等国」という番組を放映しました。本会は、その内容が「 日本が一方的に台湾人を弾圧したとするような史観で番組を制作することは、公共放送として許されるべきではない」として、福地茂雄会長宛に抗議声明を手交し、また番組内容を検証すべく公開討論会の開催を要請したことがあります。
後日、本会の小田村四郎会長や日本文化チャンネル桜社長の水島総氏、台湾の高許月妹さんなど1万人を超える日台の人々が原告となり、NHKを東京地裁に訴えました。地裁で敗訴するも高裁で勝訴しましたが、最高裁では敗訴。
誠に残念な結果とはなりましたが、このとき蔡焜燦先生をはじめ、このNHKの番組に出演した故柯徳三氏や藍昭光氏など実に多くの台湾の方々にご支援いただきました。
このとき、日本文化チャンネル桜キャスターをつとめる軍事ジャーナリストの井上和彦氏が蔡焜燦先生にインタビューしています。日本文化チャンネル桜ではこのインタビューを5回に分けて放映しました。約1時間に及ぶ番組を下記にご紹介します。
◇ ◇ ◇
中共政府と同じ反日的な視点から、日本による台湾統治の「陰」 の部分のみを強調するという目的のために、日台間の歴史の真実も、親日国・ 台湾の人々が日本に寄せる複雑な心情も、ただ利用し、踏みにじった「NHKスペシャル シリーズ『JAPANデビュー』第1回『アジアの一等国』」。その作為を明らかにすべく台湾に赴いた井上和彦が、老台北( ラオタイペイ)として著名な蔡焜燦氏に、NHKの番組に見られる誤りの数々や、日本による統治時代の実情、台湾のために貢献した日本人たちの功績などについてじっくりとお話を伺った模様をお送りし ます。
◆ 1)【台湾取材レポート】老台北・蔡焜燦氏に聞く 第1弾[桜 H21/5/6] 12分42秒
◆ 2)【台湾取材レポート】老台北・蔡焜燦氏に聞く 第1弾[桜 H21/5/6] 12分52秒
◆ 3)【台湾取材レポート】老台北・蔡焜燦氏に聞く 第1弾[桜 H21/5/6] 14分06秒