6月に就任した日本台湾交流協会の谷崎泰明理事長が訪台中だ。23日には慣例に則り、総統府で蔡英文総統と会見した。
蔡総統は、谷崎理事長がベトナムやインドネシアなど、東南アジア諸国の大使を歴任したことを意識してか、台湾が東南アジアとの関係を強化する「新南進政策」を推し進めていることに触れ、日台の連携について期待を寄せたという。
また、蔡総統は台湾が今秋にも日本の和牛の輸入を解禁するとともに、来年からは台湾の金鑽パイナップルを大々的に日本へ売り込む計画などを話し、両国の高品質な農産品の相互流通を目指すなどと話した。