台南市内のホテルで開かれたシンポジウムに出席した李登輝総統(中央通訊社の報道より)

李登輝総統は本日、台南市内のホテルで開かれた台湾キリスト教長老教会南部大会「台湾国家主体意識 国際情勢と展望シンポジウム」に出席し講演した。

メディアのインタビューに答えた李登輝総統は、新任の頼清徳・行政院長就任後、蔡英文総統の支持率が16ポイント上昇したことに触れ、頼院長が物事をうまく処理していることの表れだと述べた。

また同時に、頼院長が台湾の独立を主張していくほか、経済をはじめとするその他の問題についてもうまく解決することで台湾を良い方向に進めていくことを期待すると話した。

シンポジウムの席上でも、李総統は頼院長が就任まもない時期に「自分こそが台湾を独立に導く人間だ」と述べたことに触れ「こういう思い切った発言には勇気がいる。こんな優秀な人材が国家の指導者となれば、台湾がこれまで手がまわらなかった部分にも対応が出来ることとなり、蔡英文総統にとっても大きな助けとなるだろう」などと述べた。