浅野和生先生

本年9月8日、台南市長から行政院長に就任した頼清徳氏の手腕に注目が集まっています。9月17日発表の世論調査によりますと、蔡英文総統の政権運営に対する満足度は46.4%で前月の29.8%より16.6ポイント上昇し、頼院長への支持率も69.0%の高支持率を示しています。

しかし、前途には労働基準法改正問題、公務員の年金改革問題、2025年原発廃止に伴うエネルギー問題などの難問が横たわり、対中関係について「親中愛台」の考え方を示しつつ、行政院長就任後は「私は台湾独立を主張する政治家」とも表明。果たして頼院長は、民進党のホープと期待され、台南市長時代に「頼神」と呼ばれた実力を行政院長として発揮できるのか。

台湾問題の第一人者である平成国際大学の浅野和生教授に、蔡総統と頼院長率いる台湾が今後どうなってゆくのか、中国、米国、日本との関係も踏まえ、その展望をお話しいただきます。

セミナー終了後は、講師を囲んで懇親会を開きます。ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。

◆日 時:平成29年(2017年)10月28日(土) 午後2時30分~4時30分(2時開場)

◆会 場:文京区民センター 3-C会議室(東京都文京区本郷 4-15-14 TEL:03-3814-6731)
【交通】都営地下鉄:三田線・大江戸線 春日駅 徒歩1分
    東京メトロ:丸ノ内線・南北線 後楽園駅 徒歩3分
    JR総武中央線 水道橋駅 徒歩10分

◆演 題:頼清徳氏の行政院長就任と台湾の行方

◆講 師:浅野和生先生(平成国際大学教授)

[あさの・かずお]  1959年(昭和34年)、東京都生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、同大学大学院博士課程修了。関東学園大学講師、同大助教授、平成国際大学助教授などを経て、2004年、同大教授に就任。法学博士。2005年10月、日本版「台湾関係法」の私案として「日台関係基本法」を発表。主な著書・共著に『大正デモクラシーと陸軍』『台湾の歴史と日台関係』など。編著に『日台関係と日中関係』『台湾民主化のかたち』『親台論』『中華民国の台湾化と中国』『1895-1945 日本統治下の台湾』『民進党三十年と蔡英文政権』など多数。日本選挙学会理事、日本法政学会会理事、加須市行財改革推進協議会会長、日本李登輝友の会常務理事。

◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生) *当日ご入会の方は会員扱い

◆お申し込み:こちらのお申し込みフォームをご利用になるか、「お名前、連絡先お電話番号、会籍(会員・一般・入会希望のいずれか)、懇親会へのご出欠」を明記の上、メールもしくはFAXにて下記の本会事務局までお申し込み下さい。

*10月27日(金) 締切

◆懇親会:講師を囲んで会場の近くにて [参加費=3,000円 学生:2,000円]

◆主 催:日本李登輝友の会