明治節の本日、日本政府は平成29年秋の叙勲受章者を発表しました。そのうち、外国人受章者として台湾からは3名の方が受章されました。

受章されたのは、馬英九政権で司法院長を務めた頼浩敏氏、世界最大のスポーツ自転車メーカー「GIANT」の創設者として知られる劉金標氏、台湾高座台日交流協会で副理事長を務め、李雪峰会長とともに台湾少年工の代表的存在として知られる何春樹氏の3名です。各氏の主要経歴、功労詳細などについては公益財団法人日本台湾交流協会台北事務所の発表に依りました。

また、在日外国人として台湾出身の囲碁棋士、林海峯氏が旭日中綬章を受章されました。

日台関係の発展のために長年にわたり献身的なご尽力をされてこられた受章者の方々に、本会からも心よりお祝い申し上げます。

【受章された方々】左から頼浩敏氏、劉金標氏、何春樹氏、林海峯氏

 

在外外国人
【旭日大綬章】頼浩敏

現在、日本奨学金留学生聯誼会名誉理事長。前司法院長、元萬国法律事務所所長など。

功労詳細 頼浩敏氏は,日本奨学金留学生聯誼会の設立時より長期に渡って日本・台湾留学生交流を積極的に推進されました。特に法律面において,台湾における日本人社会に対し,多大なるサポートを行うとともに,日台間の交流を促進し、さらに,日本関連のイベント参加等を通じて日台友好交流,相互理解の促進に貢献されました。

【旭日中綬章】劉金標
現在、財団法人自転車新文化基金会董事長、世界最大のスポーツ自転車メーカー「GIANT」創設者など。

功労詳細 劉金標氏は、日本の数多くの地方自治体と共に自転車を取り入れた地域振興を精力的に進めるとともに,財団法人自転車新文化基金会の董事長として自転車の社会的価値を高めることに尽力するなど,日本と台湾の両面から自転車利用と地域振興の両立を支援することで,日本と台湾間の関係強化及び友好親善に大きく寄与されました。

【旭日小綬章】何春樹
現在、台湾高座台日交流協会副理事長、元台日文化経済協会理事。

功労詳細 何春樹氏は、台湾高座台日交流協会副理事長として、日台親善活動を通じ、台湾における日本理解の促進に大きく貢献されました。また、同協会の訪日活動を通じて、日本・台湾友好親善に貢献されました。

在日外国人【旭日中綬章】林海峯
囲碁棋士。現在、中華職業圍棋協会理事、海峯棋院設立者など。

功労概要 我が国の囲碁界発展及び日本・台湾間の友好親善に寄与