パートナーシップ協定を締結した日本サッカー協会の田嶋会長(右)と台湾協会の林会長(スポーツ報知ウェブ版の報道より)

日本サッカー協会(田嶋幸三会長)は12月15日、日本サッカー協会において台湾のサッカー協会(林湧成会長)と「パートナーシップ協定」を締結しました。

日本サッカー協会のホームページによりますと、協定は調印日から5年間で、下記の事業に取り組むそうです。

1. 職員研修(国際、代表チーム、大会運営、メディア・マーケティング、スポーツ法、人材育成、施設管理等)
2. 代表チームマネージメント
3. 技術関連
4. 指導者・審判養成

ちなみに、日本サッカー協会はこれまで19 の連盟・協会とパートナーシップ協定を締結し、台湾が20番目だそうです。19 の連盟・協会は、香港、モンゴル 、インドネシア、シンガポール、タイ、ベトナム、ラオス、インド、イラン、ウズベキスタン、アラブ首長国連邦、オマーン、カタール、ヨルダン、イングランド、スペイン、デンマーク、ドイツ、フランス。

心から祝意を表し下記に「スポーツ報知」の記事をご紹介します。

なお、日本メディアの報道では「台湾サッカー協会」と伝えていますが、正式名称は「チャイニーズ・タイペイサッカー協会」。日本サッカー協会のホームページでも「チャイニーズ・タイペイサッカー協会」と記しています。

「チャイニーズ・タイペイサッカー協会」は、台湾では「中華民國足球協會」としていますが、対外的には「中華臺北足球協會」(英語名称 は「Chinese Taipei Football Association」)の名義でなければ国際大会に出場できないそうです。

報道のように「台湾サッカー協会」で十分通じるにもかかわらず、違和感を覚えずにはいられない名称です。

よく知られているように、そもそも「中華奧林匹克委員會」も英語名称は「Chinese Taipei Olympic Committee」(中華台北オリンピック委員会)。この名称に至る歴史的経緯はありますが、台湾は台湾です。「台湾オリンピック委員会」の方がすんなりと納得できるのですが……。

◆チャイニーズ・タイペイサッカー協会とパートナーシップ協定を締結


JFA、台湾サッカー協会とパートナーシップ締結、田嶋会長「今まで以上に良い関係を築きたい」

【スポーツ報知:2017年12月15日】

日本サッカー協会は15日、都内のJFAもハウスで台湾サッカー協会とパートナーシップ協定を締結した。今後5年間で職員研修、代表チームマネジメント、技術関連、指導者・審判養成などの分野で知識共有を行う。

調印式に出席した日本協会の田嶋幸三会長(60)は「今後プロリーグの構想があると聞きました。アジアの強国になることを願っている。今まで以上に良い関係を築きたい」と語った。台湾協会の林湧成会長(47)は「レベルに大差があるにも関わらずサポートしてくださることにお礼を申し上げたい。プロリーグはこれから4年以内に設立予定です。最初は日本からチームやメンバーを派遣していただけたら」と日本からのチーム派遣を期待した。