本年1月12日、「辞典といえば広辞苑」「日本語辞典の代名詞」と謳い、岩波書店が『広辞苑』第7版を発売しました。しかし、本会会員が10年前から、また昨年12月には台北駐日経済文化代表処や全日本台湾連合会なども訂正を求めた台湾関係の記述は訂正されないままでした。
日本李登輝友の会は発売日の1月12日、岩波書店に「台湾が中華人民共和国に帰属することを実質的に認め」の記述、および「1945年日本の敗戦によって中国に復帰」の記述について間違っていると指摘し、理由を記して訂正を求めたところ、1月末に岩波側から返答が届きました。しかし、自己弁護に終始する内容だったため再訂正を求めています。
すでにジャーナリストの野嶋剛氏が「台湾が『中華人民共和国に帰属する』などと断言することは、軽率のそしりを免れない」と批判し、専門家の松田康博・東京大学教授も「辞典としては瑕疵と言わざるを得ない」と指摘。『広辞苑』の記述は、どこが、どのように問題なのか、月刊「WiLL」3月号にインタビューが掲載された本会の柚原正敬・事務局長が詳しく解説します。
セミナー終了後は、講師を囲んで懇親会を開きます。ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。
記
◆日 時:平成30年(2018年)2月24日(土) 午後2時30分〜4時30分(2時開場)
◆会 場:文京区民センター 3-C会議室(東京都文京区本郷 4-15-14 TEL:03-3814-6731)
【交通】都営地下鉄:三田線・大江戸線 春日駅 徒歩1分
東京メトロ:丸ノ内線・南北線 後楽園駅 徒歩3分
JR総武中央線 水道橋駅 徒歩10分
◆演 題:『広辞苑』の台湾記述はどこが問題なのか
◆講 師:柚原正敬氏(本会常務理事・事務局長)
[ゆはら・まさたか] 昭和30年(1955年)、福島県南相馬市生まれ。早稲田大学中退。1982年、専務取締役編集長として出版社「展転社」を創立、主に天皇、大東亜戦争、台湾に関する著書を担当編集。1995年、台湾研究フォーラムを設立。展転社を退任後、新しい歴史教科書をつくる会の会報「史」編集長などを歴任。2002年、日本李登輝友の会の設立とともに常務理事・事務局長に就任し現在に至る。日光日台親善協会顧問。広辞苑問題で「夕刊フジ」にコメントを発表するとともに、月刊「WiLL」3月号に「『広辞苑』が何と言おうと、台湾は台湾です!」が掲載。共著に『台湾と日本・交流秘話』『李登輝訪日・日本国へのメッセージ』『誇りあれ、日本よ─李登輝・沖縄訪問全前記録』など。
◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生)
*当日ご入会の方は会員扱い
◆申込み:こちらのお申込フォームをご利用になるか、「ご氏名(ふりがな)、メールアドレス、性別、ご住所、お電話番号、会籍(会員・一般・入会希望のいずれか)、懇親会への出欠」を明記のうえ、メールもしくはFAXにて下記の本会事務局までお申込みください。*2月23日(金) 締切
◆懇親会:講師を囲んで会場の近くにて[参加費=3,000円 学生:2,000円]