2016年1月、蔡英文氏が総統に当選し、民進党が初の多数与党となった立法委員選挙圧勝の遠因は、その2年前の2014年3月に起こった「ひまわり学生運動」にありました。占拠した議場がある立法院の周りには学生らを支援しようと数万人が集まり、台湾の民意がこの運動を支え、台湾民主主義の転換点となりました。
その勢いを駆って、この年の11月末に行われた統一地方選挙では6つの直轄市で国民党候補が勝ったのは新北市のみ。直轄市を含む22の県・市で民進党は6席から13席に倍増し、国民党は15席から6席に激減、壊滅的な大敗を喫しました。この勢いは2016年の総統・立法委員のダブル選挙でも衰えませんでした。
今年11月24日に予定されている台湾の統一地方選挙は2020年総統選の前哨戦といわれ、すでに台湾は選挙モードに入っています。
しかし、台湾経済が活況を呈しはじめているにもかかわらず、蔡総統の支持率は低迷、統一地方選挙はどうなるのでしょうか。
今回のセミナーでは、台湾の選挙事情にも精通した拓殖大学海外事情研究所の澁谷司教授を講師に招き、蔡英文政権の執政状況と統一地方選挙の展望についてお話しいただきます。
セミナー終了後は、講師を囲んで懇親会を開きます。ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXのいずれかにてお申し込み下さい。
記
◆日 時:平成30年(2018年)4月28日(土) 午後2時30分~4時30分(2時開場)
◆会 場:文京シビックセンター 3階 会議室1(東京都文京区春日1-16-21 TEL:03-5803-1100)*正面入口右側のエレベーターをご利用下さい。
【交通】地下鉄:丸ノ内線・南北線 後楽園駅 徒歩2分
都営三田線・大江戸線 春日駅 徒歩3分
JR総武中央線 水道橋駅 徒歩10分
◆演 題:蔡英文政権と台湾統一地方選挙
◆講 師:澁谷司氏(拓殖大学海外事情研究所教授)
[しぶや・つかさ] 昭和28年(1953年)、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒業。同大学大学院地域研究研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学等で非常勤講師を歴任。2004~05年、台湾の明道管理学院(現、明道大学)で教鞭をとる。2011~2014年、拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。現在、同大学海外事情研究所教授。主な著書に『戦略を持たない日本』『中国高官が祖国を捨てる日』『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』など。
◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生) *当日ご入会の方は会員扱い
◆申込み:こちらのお申込フォームをご利用になるか、「お名前、お電話番号、懇親会へのご出欠、会籍(会員・一般・入会希望)のいずれか」を明記の上、メールもしくはFAXにて下記の本会事務局までお申し込みください。 *4月26日(木) 締切
◆懇親会:講師を囲んで会場の近くにて[参加費=3,000円 学生:2,000円]