日経新聞の報道より

去る3月6日、JR四国は増加するインバウンド(訪日外国人)へ対応するため、台湾・高雄の高苑科技大学と産学連携協定を結び、7月から学生2人をインターンシップ((就業体験)生として受け入れるという。

JR四国が海外学生を受け入れるのは初めてだそうだ。

JR四国と言えば、2013年10月に松山駅と台湾鉄道の松山駅と姉妹駅を締結し、日台初の姉妹駅を結んだことでも知られる。

その後も、2016年2月には台湾鉄路管理局と友好鉄道協定を締結するなど、台湾との交流を先駆的に続けてきている。

下記に日本経済新聞の記事を紹介するとともに、JR四国のフロンティア・シップにエールを送りつつ、産学協定の締結に祝意を表したい。


JR四国、台湾からインターン まず大学生2人受け入れ

【日本経済新聞:2018年3月6日】

JR四国は6日、台湾の高苑科技大学と産学連携の協定を結んだ。同社で初めて海外学生のインターンシップ(就業体験)を受け入れる。訪日外国人が増える中、産学交流でグローバル人材を育てる場を提供する。四国の魅力を発信してもらうほか、自社の異文化理解や接客向上に役立てる。

7月から学生2人を受け入れる。協定締結式で半井真司社長は「人と人の交流を盛んにし、四国のよさや会社を知ってもらいたい」と継続する考えを示した。同大の林錦郎副学長は「客のニーズを上回る『101サービス精神』を学ぶ機会になれば」と話した。

高松駅での訪日客への案内や切符販売を実習してもらう予定だ。参加する応用外語科の陳怡諪さん(19)は「早く慣れて、外国の人が(四国を)楽しく旅行できるようお手伝いしたい」と意気込む。

台湾・高雄市にある私立の高苑科技大(学生7500人)は工業団地に隣接し、産業界のニーズに応じた人材育成で知られる。1年間のインターンを基本としており、2017年には76人が訪日し、四国内でもホテル・旅館で実績がある。