9月13日、高雄市政府の教育局において、台北駐日経済文化代表処の林世英・教育部長の立会いの下、長野県教育委員会の原山隆一・教育長と高雄市教育局の王進焱教育局長が「教育交流協力に関する覚書」を締結しました。
長野県はすでに2012年11月1日、高雄市と教育旅行を通した青少年の国際交流などをより強化するため「教育および観光交流に関する協同覚書」を締結し、青少年交流など続けてきましたが、今回はさらに交流を深め「地域固有の文化を取り入れた国際理解教育や教育旅行(修学旅行、研修旅行等)の促進について協力」し「学校同士の姉妹校提携を進め、学校間の定期的な交流を行う」ことに特化して「教育交流協力に関する覚書」を結んだそうです。
本会調査によりますと、日台間の教育委員会同士の提携は、2014年5月に広島県教育委員会が桃園県教育局と「教育協定」を締結したのが初めてで、これまで4件の協定や覚書を結んでいて、今回の覚書で5件目となります。
1)2014年05月22日、広島県教育委員会と桃園県教育局が「教育協定」を締結。
2)2015年09月07日、徳島県教育委員会と新竹市教育処が「教育交流協定」を締結。
3)2016年12月19日、東京都教育委員会と台北市教育局が「教育交流に関する覚書」を締結。
4)2016年12月20日、東京都教育委員会と高雄市教育局が「教育交流に関する覚書」を締結。
5)2018年09月13日、長野県教育委員会と高雄市教育局が「教育交流協力に関する覚書」を締結。
教育関係の提携は高校生が対象となり、修学旅行(教育旅行)にも大きく影響しますのでとても大事な提携です。なにより、日台の将来を担う若い世代が高校生のときからお互い知り合うというのは大きな無形の財産です。
心からお祝い申し上げるとともに、高雄市のタウン誌「鮮週報」(Fresh Weekly)が写真入りで報じていますので下記にご紹介します。