駐日代表処のHPより

元行政院院長の謝長廷氏が2016年6月に台北駐日経済文化代表処代表(駐日台湾大使に相当)に就任して以来、台湾特産のバナナを日本で普及しようと力を入れている。就任直後に静岡県御殿場市内の小学校を訪れ、給食の時間に子供たちと一緒に台湾バナナを食べるなど、台湾バナナの販売促進と給食メニューでの採用に向けて取り組んでいる。東京都でも同様の取り組みを続けている。

去る10月12日、行政院農業委員会農糧署の胡忠一署長とともに富山市内の小学校を訪問、子供たちと一緒に台湾バナナを食し、富山県内の学校給食やコンビニ店舗での販売に向け、胡忠一署長と富山県日台親善協会の中川忠昭会長(富山県議)が「台湾バナナに関する協力覚書」に調印した。
石川県でも普及を図っていくという。

台湾バナナはフィリピン産やエクアドル産よりも味が濃い。旨さが違う。ただ、傷つきやすく、取扱いに手間がかかるのが難点。

いささか古い統計だが、2010年の財務省貿易統計によると、バナナの総輸入量は約110万9,000トンで、フィリピンが約103万5,000トンで約93%を占め、次いでエクアドルが約4万6千トンで約4%、台湾はそれに続き9,000トンで約1%となっている。

台湾側の取り組みによって、美味しい台湾バナナが日本全土で食べられることを期待したい。


謝長廷・駐日代表が富山県で台湾バナナをPR

【台湾週報:2018年10月16日】

行政院農業委員会(農委会)は10月12日、富山県日台親善協会と台湾バナナに関する協力覚書に調印した。これにより今後富山県の小学生の学校給食に台湾バナナが採用される。台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表は同日、農委会農糧署の胡忠一署長とともに富山市立山室小学校を訪れ、子どもたちと一緒に台湾バナナを味わった後、富山県内のスーパーマーケットで台湾バナナをPRした。

胡署長は、「バナナは台湾フルーツの輸出における主力作物であり、とりわけ日本のお年寄りの方々には、台湾バナナのおいしさが広く知られている。今回、新しい消費者を開拓するため、日本の子どもたちに台湾バナナを食べてもらい、その味を知ってもらいたい」と述べた。

農委会は今後、同協力覚書を踏まえ、引き続き富山県内の小学校の学校給食およびスーパーマーケットに台湾バナナの採用を促進する活動を行い、台湾バナナを通して子どもたちに台湾のイメージを深めてもらうとともに、日本で台湾バナナの「高品質」のブランドイメージを確立していく。