多田恵・本会理事

昨年11月の台湾の地方統一選挙では、与党・民主進歩党が惨敗し、中国国民党が再復活の兆しを見せ、公民投票の結果も世界を驚かせました。

脱原発条項削除の可決と同性婚民法明記の否決は進歩的な人々の期待を幻滅させ、台湾名義によるスポーツ国際試合への参加申請の否決は国際社会に疑問を抱かせ、福島など5県産食品輸入禁止維持可決は日本に冷や水を浴びせました。

民進党の大敗や公民投票の結果をどう受け止めたらよいのか。台湾や台湾人について深く知る多田恵氏に、台湾の人々および政治の生態を見極める必要があるという観点から、現在の台湾の有権者が持つ精神とは何か、台湾の政治構造はどうなっていて、政治家と有権者の関係はどうなのか、「静かな革命」と称される民主化を経た台湾に残された課題とは何か、「台湾で最も美しい風景は人」という誇りは手放しで喜べるものなのか、台湾はどんな課題を抱え、どこへ向かうのかなど、これまでほとんど触れられてこなかった「台湾人が抱える闇」について、最近の出来事を交えて話していただきます。

セミナー終了後は、講師を囲んで懇親会を開きます。ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。

◆日 時:平成31年(2019年)2月23日(土) 午後2時30分〜4時30分(2時開場)

◆会 場:文京シビックセンター 4階 会議室A(東京都文京区春日1-16-21 TEL:03-5803-1100)
      *正面玄関右奥の「低層階用エレベーター」に乗り、4階「区民会議室」で降りてください。
     
     【交通】地下鉄:丸ノ内線・南北線 後楽園駅 徒歩2分 
                         都営三田線・大江戸線 春日駅 徒歩3分
          JR総武中央線 水道橋駅 徒歩10分

◆演 題:台湾の見えない課題

◆講 師:多田恵氏(亜細亜大学講師、日本李登輝友の会理事)

[ただ・けい] 昭和47年(1972年)、東京生まれ。王育徳氏の著書に感銘を受け東京大学文学部言語学研究室に進む。同大学大学院博士課程単位取得退学。現在、亜細亜大学などで講師を務めつつ台湾語の普及に取り組み目白大学などで台湾語を担当。国際台湾語検定日本会場責任者。在日台湾同郷会理事、日本李登輝友の会理事、台湾独立建国聯盟日本本部中央委員、「台湾の声」編集部。翻訳書に李壬癸著『台湾オーストロネシア諸語の分布と民族移動』(下村作次郎編『原住民文化・文学言説集〈2〉』所収)など。

◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生) 
     *当日ご入会の方は会員扱い

◆申込み:こちらのお申込みフォームをご利用になるか、「お名前、ふりがな、メールアドレス、性別、ご住所、お電話番号、会籍(会員・一般・入会希望のいずれか)、懇親会へのご出欠」を明記のうえ、メールもしくはFAXにて下記の本会事務局までお申し込み下さい。 *2月22日(金) 締切

◆懇親会:講師を囲んで会場の近くにて [参加費=3,000円 学生:2,000円]

◆主 催:日本李登輝友の会