日本と台湾の交流では、これまで姉妹都市などの都市間提携や鉄道提携、大学や高校の姉妹校や学術交流などが主流でしたが、近年は企業や自治体が大学と提携する「産学連携」が目立ってきています。

昨年も、JR四国と高雄の高苑科技大学(3月)、東京電力パワーグリッドと国立成功大学(6月)、静岡県のグラウンドワーク三島と国立雲林科技大(10月)、藤枝市と遠達国際企業(10月)、青森県と台日商務交流協進会、台北市進出口商業同業公会(12月)などが結ばれました。

この流れは、スマートフォン広告におけるトレンドの分析・共同研究にも及び、スマートフォン広告事業を行う株式会社CyberZと台湾の世新大学が産学連携し、台湾の文化研究や台湾向けスマートフォン広告におけるトレンドの分析・共同研究を開始したそうです。下記に株式会社CyberZが発表した「プレスリリース」をご紹介します。

ちなみに、プレスリリースにあるように、世新大学は就職に向けた実習訓練にも力を注いでいて、西武グループや藤田観光などにも実習生を派遣しているそうです。

なお、本誌の昨年8月18日号で、本会理事の宇井肇(うい・はじめ)氏が会長をつとめる「日光日台親善協会」が台湾・台南市にある長栄大学応用日本語学科の学生10人の実習を初めて受け入れ、日光総業(宇井貴彦代表取締役社長)が経営するレストラン「明治の館」などで接客業務に当たっていることを報じましたが、2月19日に日光総業と長栄大学は「産学連携協定」を締結したそうです。詳細が分かり次第、本誌で紹介します。


CyberZ、台湾の世新大学と産学連携を開始

【株式会社CyberZ「プレスリリース」:2019年2月19日】

株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証一部上場:証券コード4751)の連結子会社でスマートフォン広告事業を行う株式会社CyberZ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山内隆裕)は、海外プロモーションに特化したクリエイティブ組織「グローバルクリエイティブ本部」を11月に新設し、台湾の世新大学と産学連携を開始いたしました。 

「グローバルクリエイティブ本部」は、日本の本社を含むサンフランシスコ、韓国、台湾等の現地拠点において、最適なクリエイティブの制作および効率的な運用を目的に、現地法人との業務提携や新しいクリエイティブツールの開発を行っております。

近年、海外インターネット広告市場の成長に伴い、企業における海外広告の活用が広がっており、国ごとに合わせたクリエイティブと高品質な海外広告制作の需要が高まっています。

このような背景のもと、「グローバルクリエイティブ本部」では世新大学の大学院生とともに、台湾の文化研究や台湾向けスマートフォン広告におけるトレンドの分析・共同研究を開始いたしました。本研究により、台湾および中華圏におけるプロモーション提案の幅を拡大し、より質の高い広告クリエイティブの制作と、地域に特化したプロダクト開発の変革を目指してまいります。

当社は創業以来スマートフォン広告事業の発展に従事しておりますが、各国の文化やトレンドに合わせたクオリティの高い海外広告の制作ならびにナレッジ構築から検証までを行い、クリエイティブ分野で大学・機関と産学連携し研究を進めております。今後も海外展開を考える企業へのプロモーション提案や効果向上への寄与を目指すとともに、さらなる広告効果の最適化に努めてまいります。 

■世新大学について

世新大学は、1997年にジャーナリストの専門学校として設立された、台北市に本部を置く台湾の私立総合大学です。現在は4 学部、19 学科、23 大学院を構え、約12,000人の学生が在籍しており、台湾では「メディア」分野において知名度が高く、メディア産業合作や産業発展の寄与に注力しております。また、「メディア産業」の競争力を高めるため、台湾大企業と政府部門と協働し、データ分析など研究を行っております。2018年には、企業が選ぶ「入社してほしい出身大学院ランキング」で一位に選ばれる等、就職に向けた実習訓練にも注力している大学です。

■CyberZグローバルクリエイティブ本部について

 グローバルクリエイティブ本部は、株式会社CyberZの広告代理事業におけるグローバルプロモーションに特化した2018年11月設立のクリエイティブ組織です。米国・韓国・台湾支社現地のディレクターやデザイナーと日本本社のデザイナーから構成され、日本・米国・韓国・台湾だけでなく、シンガポール・タイ・ヨーロッパなど世界各国に向けたグローバルプロモーションが可能となりました。また、最適なクリエイティブの制作および効率的な運用を目的に、現地法人との業務提携や新しいクリエイティブツールの開発を行っております。

■ CyberZについて http://cyber-z.co.jp/

 スマートフォンに特化した広告マーケティング会社として2009年に設立しました。サンフランシスコ、韓国、台湾支社をはじめ全世界対応で広告主のマーケティング支援をしております。当社が提供するスマートフォン広告ソリューションツール「Force Operation X」は、2011年2月に国内で初めてスマホアプリ向け広告効果計測を実現し、Facebook社の「Facebook Marketing Partners」や、Twitter社公式プログラム「Twitter Official Partners for MACT」に認定されております。また、メディア事業においてはゲーム動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」を運営しており、2015年からeスポーツ大会「RAGE」を日本国内にて運営しております。

■ 会社概要

社名       株式会社CyberZ
      東京本社 東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号 渋谷マークシティ16階
代表者     代表取締役社長 山内隆裕
事業内容   スマートフォン広告事業、スマートフォンメディア事業、eスポーツ事業

■ 本リリースに関するお問い合わせ

株式会社CyberZ  広報担当:北村
E-mail: press@cyber-z.co.jp  Tel:03-5459-6276   Fax:03-5428-2318