中学受験を2回失敗し、日本の敗戦でソ連に抑留され、5年遅れて高校に復学するなど、けっして平坦ではない青春時代を送った台湾ご出身の呉正男氏は「その全てが幸運に恵まれた結果をもたらした。特にソ連抑留は最大の幸運で、終戦直後は日本にいなかったので2・28事件に遭わなかった」と振り返っています。
そこで7月の台湾セミナーは、酒井充子監督の映画「台湾アイデンティティー」(2013年)にも出演した呉正男氏を講師に迎え、戦時中の従軍体験や終戦後のソ連抑留体験、そして悲願の台湾出身戦歿者慰霊の建立などについて、インタビュー形式でお話をお聞きします。
セミナー終了後は、講師を囲んで懇親会を開きます。ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。【会場で映画「台湾アイデンティティー」DVDを頒布】
記
◆日 時:令和元年(2019年)7月20日(土) 午後2時30分~4時30分(2時開場)
◆会 場:文京区民センター 3-C会議室(東京都文京区本郷 4-15-14 TEL:03-3814-6731)
【交通】都営地下鉄:三田線・大江戸線 春日駅 A2出口 徒歩2分
東京メトロ:丸ノ内線・南北線 後楽園駅 4b出口 徒歩5分
JR総武線 水道橋駅 東口 徒歩10分
◆演 題:幻のグライダー戦隊とソ連抑留、そして台湾出身戦歿者慰霊の建立
◆講 師:呉正男氏(本会理事)
[ご・まさお] 1926年(昭和2年)8月4日、台湾・斗六生まれ。斗六尋常小学校を経て、昭和16年、13歳のとき日本の中学校へ留学。昭和19年4月、16歳で陸軍特別幹部候補生を志願し水戸航空通信学校に入隊、通信士の訓練を受ける。同年12月、滑空飛行第一戦隊に配属。同20年5月、大型グライダー(滑空機)を曳航する九七式重爆撃機の機上通信士として従軍中、朝鮮北部の宣徳飛行場にて終戦。ソ連・カザフスタンで抑留後、同22年7月に復員。攻玉社高校、渋谷高校夜間部を経て法政大学に入学。同29年3月に卒業後、信用組合横浜華銀に入社し、2度辞職してとんかつ屋やたばこ卸業、薬屋を自営するも復職し、専務理事(18年)、理事長(6年)を経て72歳で退職。「NHKのど自慢大会の台湾開催をお願いする日台の会」会長をつとめ、2011年10月に台湾開催を実現。2013年7月公開の日本語世代を活写した酒井充子監督のドキュメンタリー映画「台湾アイデンティティー」に出演。日本李登輝友の会理事、横浜台湾同郷会最高顧問、前伊勢山皇大神宮総代。
◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生)
*当日ご入会の方は会員扱い
◆申込み:こちらのお申込みフォームをご利用になるか、「お名前、ふりがな、メールアドレス、性別、ご住所、お電話番号、会籍(会員・一般・入会希望のいずれか)、懇親会へのご出欠」を明記のうえ、メールもしくはFAXにて下記の本会事務局までお申し込み下さい。 *7月19日(金) 締切
◆懇親会:講師を囲んで会場の近くにて [参加費=3,000円 学生:2,000円]