李登輝総統時代に民主化を進めた台湾は、民主、自由、法の支配など基本的な価値観を共有する日本の重要なパートナーとなり、李元総統の掲げた「日台運命共同体」という理念はますます重要性を帯びてきている。台湾は、日米が進める「自由で開かれたインド太平洋」の平和と安定に欠かせない要衝でもある。

確かに日台関係は深化した。だが、未だその関係は法的基礎を欠き、中国の拡張主義の圧力に直面する今なお安全保障対話さえできない状況にある。そこで「日台交流基本法」の制定を唱えてきた著者が、改めて「日台運命共同体」という視点から日台の戦後史を俯瞰し、実質的には国と国の関係にあるにもかかわらず、正式な外交関係を欠く不正常な実態を明らかにする。このメイン論考の他に「李登輝訪日をめぐる日台関係」や「大地震に際しての日台相互支援」なども収載している。

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【展転社 発行:2020年12月15日 定価:2,090円(税込)  四六判・並製・304頁】

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