中央通訊社の報道より

6月30日、京都市と「台湾の京都」と言われる台南市が「交流推進協定」を締結し、締結式はオンラインで行われ、門川大作(かどかわ・だいさく)京都市長と黄偉哲・台南市長が調印したそうです。

台南市の「市政新聞」によれば、この調印式には、謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表や加藤英次・日本台湾交流協会高雄事務所長が立会い、京都側は京都市会の田中明秀・議長、吉田孝雄・副議長、寺田一博・前議長、一方の台南側は李退之・台南市台日文化友好基金会董事長や、郭貞慧・台南市観光旅遊局長(前台南市台日友好交流協会理事長)も立ち会ったそうです。

台南市は2012年に京都市が会長都市を務める「世界歴史都市連盟」に加盟したことから交流が深まり、2018年6月18日に京都市会(寺田一博議長)と台南市議会(頼美恵議長)が日台議会提携として5件目となる「友好交流協定」を締結しています。このとき以来、両市間の友好交流協定の締結も視野に入れられていたそうです。

本会の調査によれば、日台の都市間提携は昨年12月5日の富山県氷見市と高雄市鼓山区の「友好交流都市協定」締結以来のことで、1979年10月の青森県大間町と雲林県虎尾鎮が「市町町」を締結して以来、101件目となります。

心からお祝い申し上げ、下記に「台南市市政新聞」と中央通信社の記事をご紹介します。

◆跨國友情戰勝疫情 黄偉哲代表台南市與京都市跨海簽署交流協定[台南市政新聞:2021年6月30日]


台日の古都、台南と京都が交流推進協定を締結 さらなる友好深化へ

【中央通信社:2021年7月1日】

南部・台南市は先月30日、京都市と交流推進協定を締結した。締結式はオンライン方式で行われ、黄偉哲(こういてつ)台南市長と門川大作京都市長が協定書に調印した。黄氏は、「今日は歴史的な1日」と喜び、台湾と日本を代表する歴史都市同士で、「世界歴史都市連盟」(事務局・京都市)のメンバーでもある両市の結び付きがより深まることに期待を示した。

世界歴史都市連盟は、歴史都市の交流を目的とした世界的な自治体組織で、京都市長が会長を務める。京都市が公開している資料によれば、今年1月の時点で66カ国・地域から121都市が加盟している。台南市は2012年に参加した。さらに18年には、台南市議会と京都市の議会、京都市会が友好交流協定を締結。これらの交流を両市間へと拡大することを視野に入れた交流が進められていた。