ヨーロッパでは相次ぐ中国離れのドミノ現象が起こり、それと同時に台湾との関係が強化されはじめました。その象徴的な出来事が、昨年11月18日にリトアニア共和国の首都ビリニュスに、「台北」ではなく「台湾」と冠した「駐リトアニア台湾代表処(The Taiwanese Representative Office in Lithuania)」を開設したことです。また、その嚆矢は、チェコ共和国の首都プラハ市が北京市との都市間提携を取り止め、2020年1月13日に台北市と姉妹都市協定を締結したことでした。
 
昨年は、EU諸国が中国による香港の「一国二制度」の形骸化を批判し、中国によるウイグル族への弾圧について「ジェノサイド(集団虐殺)」と認定する動議や台湾の国際機関への参加を支持する決議を採択しています。また、ヨーロッパからは欧州議会が公式代表団を台湾に派遣し、チェコ、フランス、バルト3国(エストニア、ラトビア、リトアニア)、スロバキアからも議員団などが次々と台湾を訪問しています。この2月下旬には英国からも下院議員団が訪台します。
 
そこで本会の柚原事務局長に、欧州がなぜ中国と距離を置くようになり、台湾との関係を強化するようになったのかについて、日本が進めるべき台湾政策にも言及して話していただきます。

*通常、セミナー終了後は講師を囲んで懇親会を開いていますが、今回は新型コロナウイルスの感染が収まらないため中止します。悪しからずご了承のほどお願いします。
*参加者は平熱の方のみとし、必ずマスク着用をお願いします。
*会場で検温し、消毒薬を準備しています。

  2022年(令和4年)2月吉日

◆日 時:2022年2月19日(土)午後2時~4時(1時30分開場)

◆会 場:文京区民センター 3-D会議室

     東京都文京区本郷 4-15-14 TEL:03-3814-6731
     【交通】都営地下鉄:三田線・大江戸線 春日駅 A2出口 徒歩2分
         東京メトロ:丸ノ内線・南北線 後楽園駅 4b出口 徒歩5分
         JR総武線 水道橋駅 東口 徒歩10分

◆演 題:ヨーロッパはなぜ台湾との関係を強化するのか

◆講 師:柚原正敬氏(日本李登輝友の会常務理事・事務局長、日米台関係研究所理事)

[ゆはら・まさたか] 昭和30年(1955年)2 月、福島県南相馬市生まれ。早稲田大学中退。1982年、専務取締役編集長として出版社「展転社」を創立、主に天皇、大東亜戦争、台湾に関する単行本を担当編集。1995年、台湾研究フォーラムを設立。展転社を退任後の2002年、日本李登輝友の会の設立とともに常務理事・事務局長に就任し現在に至る。台湾歌壇同人。共著に『台湾と日本・交流秘話』『李登輝訪日・日本国へのメッセージ』『誇りあれ、日本よ─李登輝・沖縄訪問全前記録』『李登輝と九州』など。

◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生) 
     *当日ご入会の方は会員扱い

◆申込み:こちらのお申込みフォームをご利用になるか、「お名前、ふりがな、メールアドレス、性別、ご住所、お電話番号、会籍(会員・一般・入会希望のいずれか)、懇親会への出欠」を明記のうえ、メールもしくはFAXにて下記の本会事務局までお申し込み下さい。 *2月18日(金) 締切

◆懇親会:新型コロナウイルスの感染が収まらないため中止します。

◆主 催:日本李登輝友の会