日本政府は4月29日付で、令和4年春の叙勲受章者を発表しました。受章者は4,0334で、別枠の外国人叙勲は59ヵ国・地域の112人でした。

今回、台湾からは元亜東関係協会会長の陳鴻基(ちん・こうき)氏と元台湾大学歴史学部教授の李永熾(り・えいし)氏のお2人が受章されました。心からお祝い申し上げ、内閣府が発表した「令和4年春の外国人叙勲受章者名簿」から、主要経歴や功労概要などをご紹介します。

なお、米国籍ですが、鼎三國際企業有限公司会長ややまがた特命観光・つや姫大使などをつとめる宜蘭市在住の林定三(りん・ていさん)氏が「台湾における日本産農林水産物・食品の紹介を通じた日本食文化の普及に寄与」したことで旭日双光章を受章しています。

・陳鴻基(ちん・こうき Chen Horng-Chi)旭日重光章
 元亜東関係協会会長、元台北駐日経済文化代表処副代表
 日本・台湾間の友好親善及び相互理解の促進に寄与
 台北市 71歳

・李永熾(り・えいし Yung-chih Lee)旭日中綬章
 元台湾大学歴史学部教授
 台湾における日本近代史研究の発展及び日本・台湾間の相互理解の促進に寄与
 台北市 82歳

ちなみに、2005年春に蔡茂豊氏(台湾日本語教育学会元理事長、元東呉大学外国語学院院長)が旭日中綬章を受章して以来、台湾からの叙勲受章者は73人となります。こちらに「台湾の叙勲者一覧」をご紹介しています。

◆内閣府発表「令和4年春の外国人叙勲受章者名簿」(令和4年4月29発令)