米軍から勲功賞を授与された際の松下泰士・自衛艦隊司令官(右)

中国が台湾を併呑する「台湾有事」と「日本有事」の関連については以前から様々な見解が出され、昨年2月に中国が中国海警局の武器使用規定を明文化した海警法を施行してからは、この海警法が南シナ海や尖閣諸島周辺海域に及ぼす影響についても論議されるようになっています。

また昨年12月、安倍晋三元首相が台湾向けの講演で「台湾有事は日本有事すなわち、日米同盟の有事でもある」と指摘したこともあり、台湾有事と日本有事を関連づけた見解が数多く出されるようになりました。それに拍車をかけたのが、「今日のウクライナは明日の台湾」とも言われるようになった本年2月のロシアによるウクライナ侵略でした。

台湾セミナーではこれまでも、安全保障問題の専門家を招いて台湾有事と日本有事をテーマにお話しいただいています。今回は、海上幕僚長に次ぐ自衛艦隊司令官として自衛艦隊の隊務を統括してきた松下泰士(まつした・やすし)氏を講師にお招きし、海上自衛官として見てきた日本と台湾の関係や、台湾有事は日本有事となるのか、なぜ台湾海峡の平和と安定が重要なのか、有事における米国海軍や海上保安庁などとの連携について、たっぷりお話しいただく予定です。

セミナー終了後は、講師を囲んで懇親会を開く予定です。ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。

*参加者は平熱の方のみとし、必ずマスク着用をお願いします。
*会場で検温し、消毒薬を準備しています。
*新型コロナウイルスの感染が蔓延した場合、懇親会は中止いたします。

  令和4年(2022年)5月10日

◆日 時:2022年5月28日(土)午後2時~4時(1時30分開場)

◆会 場:文京区民センター 3-C会議室

     東京都文京区本郷 4-15-14 TEL:03-3814-6731
     【交通】都営地下鉄:三田線・大江戸線 春日駅 A2出口 徒歩2分
         東京メトロ:丸ノ内線・南北線 後楽園駅 4b出口 徒歩5分
         JR総武線 水道橋駅 東口 徒歩10分

◆演 題:台湾有事と日本有事

◆講 師:松下泰士氏(元海上自衛隊自衛艦隊司令官、元海将)

[まつした・やすし] 昭和30年(1955年)、大阪府生まれ。1978年、防衛大学校(第22期)卒業後、海上自衛隊に入隊。護衛艦ゆうぐも艦長、第3護衛隊司令、第2護衛隊群司令、練習艦隊司令官、海上自衛隊幹部学校副校長、佐世保地方総監部幕僚長、自衛艦隊司令部幕僚長、護衛艦隊司令官などを歴任後、2012年(平成24年)、海将として第41代自衛艦隊司令官に就任。2014年に退官後、三菱電機電子システム事業部顧問を経て2020年に公益財団法人水交会理事に就任。

◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生) 
     *当日ご入会の方は会員扱い

◆申込み:こちらのお申込みフォームをご利用になるか、「お名前、ふりがな、メールアドレス、性別、ご住所、お電話番号、会籍(会員・一般・入会希望のいずれか)、懇親会への出欠」を明記のうえ、メールもしくはFAXにて下記の本会事務局までお申し込み下さい。 *5月27日(金) 締切

◆懇親会:講師を囲んで会場の近くにて開催予定
     [参加費=3,000円 学生:2,000円]

◆主 催:日本李登輝友の会