日本の周辺には、ウクライナに侵略戦争を仕掛けたロシアはもとより、覇権主義的な動きを強める中国、過去に例のない頻度で弾道ミサイルを発射している北朝鮮という三つの独裁国家が存在し、そのいずれもが軍事力を強化し、日本に対する明確な脅威となっています。
政府は昨年12月半ば、日本を取り巻く安全保障環境が急速に厳しさを増していることを背景に、反撃能力を保有することを明記した「国家安全保障戦略」と「国家防衛戦略」「防衛力整備計画」の3文書を閣議決定しました。この3文書については台湾などから評価される一方、本気で核抑止を目指すなら秘匿性が高い核戦力を搭載できる原子力潜水艦を導入する必要があるという意見も見られました。
そこで、今回の台湾セミナーでは、現役時代から中国などへの大きな抑止力となるのは原子力を推進力とする潜水艦の保有と訴えてきた元潜水艦隊司令官の矢野一樹先生をお招きし、原潜と通常潜の違いや「水中戦が対中国軍事戦略の鍵」とする米国の太平洋戦略などの観点から、日本の防衛に原子力潜水艦が必要な理由や意義について詳しくお話しいただきます。
セミナー終了後は、講師を囲んで懇親会を開く予定です。ご参加の
2023年(令和5年)1月吉日
日本李登輝友の会
記
◆日 時:2023年1月21日(土)午後2時~4時(1時30分開場)
◆会 場:文京区民センター 3-C会議室
東京都文京区本郷 4-15-14 TEL:03-3814-6731
【交通】都営地下鉄:三田線・大江戸線 春日駅 A2出口 徒歩2分
東京メトロ:丸ノ内線・南北線 後楽園駅 4b出口 徒歩5分
JR総武線 水道橋駅 東口 徒歩10分
◆演 題:日本防衛における水中戦の重要性と原子力潜水艦
◆講 師:矢野一樹先生(日本安全保障戦略研究所上席研究員、元潜水艦隊司令官、元海将)
[やの・かずき] 昭和30年(1955年)、愛媛県今治市生まれ。防衛大学校(22期)卒業後、海上自衛隊に入隊。潜水艦指揮課程、米国・国防大学修士課程留学などを経て、潜水艦あきしお副長兼航海長、潜水艦ふゆしお艦長、舞鶴地方総監部幕僚長、潜水艦隊幕僚長、大湊地方総監部幕僚長、海幕装備部長、潜水艦隊司令官などを歴任。平成25年(2013年)8月に退官。元海将。三菱重工顧問を経て、現在、日本安全保障戦略研究所上席研究員、防人と歩む会理事長。共著に『中国の海洋侵出を抑え込む─日本の対中防衛戦略』『台湾有事と日本の安全保障─日本と台湾は運命共同体だ』『台湾・尖閣を守る「日米台連携メカニズム」の構築』など。
◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生)
*当日ご入会の方は会員扱い
◆申込み:こちらのお申込みフォームをご利用になるか、「お名前、ふりがな、メールアドレス、性別、ご住所、お電話番号、会籍(会員・一般・入会希望のいずれか)、懇親会への出欠」を明記のうえ、メールもしくはFAXにて下記の本会事務局までお申し込み下さい。 *1月20日(金) 締切
◆懇親会:講師を囲んで会場の近くにて開催予定
[参加費=3,000円 学生:2,000円]