昨年11月の台湾セミナーでご案内のように、ロシアによるウクライナ侵略が日本に突き付けた課題や台湾有事を想定した事態について、安全保障問題の専門家が活発に発言するようになっています。
本セミナーでも、11月から3回にわたり、自衛隊の陸・海・空のトップをつとめた方々に「台湾有事と日本有事」をテーマにお話しいただくこととし、11月の初回は西部方面総監だった元陸将の小川清史(おがわ・きよし)氏、そして、1月の第2回は潜水艦隊司令官をつとめた元海将の矢野一樹(やの・かずき)氏をお招きしました。2月の3回目は航空教育集団司令官をつとめた元空将の小野田治(おのだ・おさむ)氏をお招きして開催します。ふるってご参加ください。
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昨年2月に始まったロシアによるウクライナ侵略は、世界の政治、経済、安全保障の状況を大転換させつつあり、欧州の出来事がアジア太平洋の安全保障にまで波及する一方、中国の軍備増強は驚異的な速度で進展し、北朝鮮は核兵器を手中に収めました。
日本を取り巻く安全保障環境が急速に厳しさを増していることを背景に、日本は昨年12月に「国家安全保障戦略」をはじめとする安保3文書を閣議決定し、今年1月の「日米安全保障協議委員会(2+2)」や日米首脳会談でも、中国の外交政策を「インド太平洋地域及び国際社会全体における最大の戦略的挑戦」と位置づけられました。軍事力の集積が加速度的に進むアジア太平洋地域において、果たしてウクライナのような武力行使に至る事態が起こるのか。
そこで、2月の台湾セミナーでは、台湾情勢やウクライナ情勢に詳しい元空将の小野田治先生を講師に迎え、「台湾有事と日本の安全保障」と題し、台湾有事の可能性やその態様、日本への影響、日本の防衛体制のあり方などについて、ウクライナ戦争の教訓を踏まえながら徹底解説していただきます。
セミナー終了後は、講師を囲んで懇親会を開く予定です。ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。
*参加者は平熱の方のみとし、必ずマスク着用をお願いします。
*会場で検温し、消毒薬を準備しています。
*2月の会場はいつもの「文京区民センター」ではなく「男女平等センター」です。
令和5年(2023年)1月29日
日本李登輝友の会
記
◆日 時:2023年2月18日(土)午後6時~8時30分(5時30
◆会 場:男女平等センター 研修室B
東京都文京区本郷4-8-3 本郷真砂アーバンハイツ1F TEL:03-3814-615
【交通】 東京メトロ:丸ノ内線・南北線 本郷三丁目駅 徒歩5分
都営地下鉄:大江戸線 本郷三丁目駅 徒歩5分
◆演 題:台湾有事と日本の安全保障
◆講 師:小野田治先生(日本安全保障戦略研究所上席研究員、元航空教
[おのだ・おさむ] 昭和29年(1954年)、神奈川県横浜市生まれ。1977年に防衛大学校(第21期)卒業後、航空自衛隊に入隊。航空幕僚監部(空幕)防衛課長、第3補給処長、第7航空団司令、空幕人事教育部長、西部航空方面隊司令官、航空教育集団司令官を歴任。2012年7月に退官。2013年7月から2015年7月まで米国ハーバード大学シニア・フェロー。現在、日本安全保障戦略研究所上席研究員、平和・安全保障研究所理事、東芝電波プロダクツ顧問、トランス・パシフィック・グループ特別顧問。共著に『台湾有事と日本の安全保障』『台湾・尖閣を守る「日米台連携メカニズム」の構築』『ウクライナ戦争徹底分析』『ウクライナ戦争と米中対立』など。
◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生)
*当日ご入会の方は会員扱い
◆申込み:こちらのお申込みフォームをご利用になるか、「お名前、ふりがな、メールアドレス、性別、ご住所、お電話番号、会籍(会員・一般・入会希望のいずれか)、懇親会への出欠」を明記のうえ、メールもしくはFAXにて下記の本会事務局までお申し込み下さい。 *2月17日(金) 締切
◆懇親会:講師を囲んで会場の近くにて開催予定
[参加費=3,000円 学生:2,000円]