3月31日、北海道厚沢部町(あっさぶちょう)と花蓮県寿豊郷がオンラインにて「友好交流協定」を締結しました。締結式には、厚沢部町から渋田正己(しぶた・まさみ)町長、花蓮県寿豊郷からは曾淑懿・郷長が臨み、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表が立ち会ったそうです。現在、4期目をつとめる渋田町長は今期で引退するそうですので、花道を飾る日台都市間提携となったようです。
台北駐日経済文化代表処札幌分処は31日のフェイスブックで「本日、謝大使お立会いのもとで、北海道厚沢町と花蓮縣寿豊郷との友好交流協定オンライン調印式が行われました。厚沢部町と寿豊郷は農業が主産業であるところと歴史的建造物があるなどいくつかの共通点があり、渋谷町長と曽郷長はこれらの共通点を通して農業、観光、文化などの分野で交流していきたいと話しました」と伝えています。
昨年8月、台北駐日経済文化代表処札幌分処の粘信士処長の仲介により、北海道では白老町と花蓮県秀林郷が3日に「友好交流推進協定」、浦河町と花蓮県新城郷が10日に「友好交流協定」、そして釧路市が花蓮市と31日に「友好交流協定」を立て続けに結んでいます。今回の厚沢部町と花蓮県寿豊郷の「友好交流協定」はそれらに続く都市間協定です。
本会調査によれば、これで日台間の都市間提携は今年に入って4件、1979年10月の青森県大間町と雲林県虎尾鎮の「姉妹町」以来、117件となります。