選挙イヤーの先陣を切って台湾の総統・立法委員選挙が1月に行われ、総統選では民進党の頼清徳候補が当選し、与党が初めて3期連続して政権を担うこととなり、また、蔡英文路線を踏襲することも明確となり、台湾海峡の平和と安定を重視する日米や英豪などに安心感をもたらしました。
一方、日韓関係や日米間の連携を強化することで抑止力を強化し、北朝鮮による核やミサイルの脅威から韓国を守るという戦略に立つ尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、外交・安全保障の指針となる「自由・平和・繁栄のインド太平洋戦略」を発表していますが、この韓国で4月10日に行われる総選挙は、東アジアの安全保障を考える上で注目すべき大事な選挙です。
尹大統領を支える少数与党「国民の力」と最大野党「共に民主党」、第3勢力「改革新党」の議席数がどのようになるかに注目が集まっています。韓国と米国は相互防衛条約を結ぶ同盟国ですので、韓国の国会情勢は日米韓の安全保障協力に直結し、台湾有事にも影響します。
そこで、韓国の安全保障問題にも詳しい軍事ジャーナリストの鍛冶俊樹氏に、米韓関係や日韓関係、日米韓の安全保障協力はどのように発展させてゆくのが望ましいのか、日米韓台の同盟はありうるのかなどについてお話しいただきます。
セミナー終了後は、講師を囲んで懇親会を開く予定です。ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。
日本李登輝友の会
記
◆日 時:2024年2月24日(土)午後2時~4時(1時30分開場)
◆会 場:文京シビックセンター 5階 会議室A
東京都文京区春日1-16-21 TEL:03-5803-1100
【交通】東京メトロ後楽園駅・丸ノ内線(4a・5番出口)南北線(5番出口)徒歩1分
都営地下鉄春日駅三田線・大江戸線(文京シビックセンター連絡口)徒歩1分
◆演 題:日米韓台の同盟はありうるか?
◆講 師:藤重太氏(台湾日本研究院主任研究員、アジア市場開発代表、本会常務理事)
[かじ・としき] 昭和32年(1957年)、広島県生まれ。埼玉大学卒業後、1983年4月、幹部候補生として航空自衛隊に入隊。主に情報通信関係の将校として11年間勤務の後、1994年に一等空尉で退職。その後、軍事ジャーナリストとして評論活動を展開。1995年、論文「日本の安全保障の現在と未来」で第1回読売論壇新人賞受賞。主な著書に『エシュロンと情報戦争』(文春新書)、『戦争の常識』(文春新書)『国防の常識』(角川新書)『領土の常識』(角川新書)など。共著に『図解大づかみ 第二次世界大戦』(KADOKAWA文庫)『2023年台湾封鎖』(宝島社)など。監修本に『超図解でよくわかる! 現代のミサイル』『イラスト図解 戦闘機』など。日本李登輝友の会会員。
◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生)
*当日ご入会の方は会員扱い
◆申込み:こちらのお申込みフォームをご利用になるか、「お名前、ふりがな、メールアドレス、性別、ご住所、お電話番号、会籍(会員・一般・入会希望のいずれか)、懇親会への出欠」を明記のうえ、メールもしくはFAXにて下記の本会事務局までお申し込み下さい。
*2月23日(金) 締切
◆懇親会:講師を囲んで会場の近くにて開催予定[参加費=4,000円 学生:2,000円]