去る10月18日、茨城県小美玉(おみたま)市と新北市淡水区が「友好交流覚書」を締結した。同日、淡水区公所において、小美玉市の島田幸三市長と淡水区長の陳炳仲氏が友好交流覚書の締結式を行ったという。
淡水と言えば、スペインが建立した紅毛城(サント・ドミンゴ城)に象徴されるように、古くから台湾北部の船舶交通の要衝として栄えた町。「東方のベニス」とも称され、台湾八景の一つに数えられた歴史的な遺産や文化的な魅力にあふれた町だ。夕陽で有名な八里とはフェリーでつながる。
淡水区は淡江大学や真理大学などのある大学の町でもあり、何と言っても李登輝元総統が生まれた三芝区に接し、李元総統が董事長だった李登輝基金会があり、李登輝学校研修団もここを会場に20回以上開いた、本会にとっても忘れられない地だ。
3年前に設立した「日台共栄首長連盟」会長の宮元陸(みやもと・りく)加賀市長は、石川県議時代に参加した李登輝学校研修団の一期生だった。小美玉市の島田幸三市長は、その「日台共栄首長連盟」のメンバーでもある。
小美玉市と新北市淡水区の「友好交流覚書」締結を心からお祝いし、今後の交流の発展を願いつつ小美玉市ホームページの記事を下記にご紹介したい。
1)1月22日 鹿児島県と屏東県が「青少年や芸術・文化、観光、経済などの分野で交流を促進するMOU」を締結
2)1月31日 鹿児島県伊佐市と台湾の花蓮市が「友好交流協定」を締結
3)2月27日 熊本市と高雄市が「スタートアップ関連での交流促進覚書」を締結
4)2月27日 熊本県小国町と台北市士林区が「友好交流協力に関する覚書」を締結
5)4月15日 熊本県上天草市と新北市瑞芳区が「友好交流協定」締結
6)4月29日 長崎県平戸市と台南市が「友好交流協定」を締結
7)5月06日 茨城県那珂市と台南市が「友好交流協定」を締結
8)6月20日 北海道雨竜郡沼田町と花蓮県瑞穂郷が「友好交流協定」を締結
9)6月26日 大分県九重町と花蓮県豊浜郷が「連携・協力に関する覚書」を締結
10)8月19日 北海道茅部郡森町と彰化市が「友好交流協定」を締結
11)8月28日 北海道富良野市と台南市が「友好交流協定」を締結
12)10月1日 北海道美唄市と花蓮県富里郷が「友好交流協定」を締結
13)10月5日 秋田県秋田市と台南市が「交流協力に関する合意書」を締結
14)10月11日 愛媛県松山市と台北市が「友好交流都市協定」を締結
15)10月18日 茨城県小美玉市と新北市淡水区が「友好交流覚書」を締結
16)10月22日 愛媛県砥部町と新北市鶯歌区が「交流促進に関する覚書」締結
茨城県小美玉市ホームページ:台湾友好交流事業
◆友好交流覚書締結式
台湾淡水区と小美玉市は、10月18日に淡水区の庁舎において、10月18日淡水区において、島田市長と淡水区長の陳炳仲氏が友好交流覚書の締結式を行いました
今後は、淡水区と互いに有する地域資源を活用し、観光、文化、芸術、産業、教育、スポーツなど幅広い分野における交流を通じて更なる発展と繁栄に向けて、理解と連携を深めてまいります。
◆淡水区ってどんなところ?
淡水区は人口約20万人の都市で台湾の北側に位置します。
400年の歴史があり、古くは「滬尾(こび)」と呼ばれていました。「淡水」という現在の名前は、以前ここが河や海をゆく船舶が「淡水」を補給する重要な拠点であったことからきています。
港町で台湾でも随一の観光地であり、淡水の歴史ある町並みやサイクリング道路・夕日が海に沈む美しい光景など人気のスポットを多数有しています。
◆交流のきっかけ
淡水区と小美玉市は、サイクリングロードやフォトスポットで有名な夕日・水上で打ち上げる花火大会・名門ゴルフ場など、共通の地域資源を多く有しております。共通の地域資源を活用して、互いに更なる発展と繁栄に向けて交流が始まりました。
◆事業紹介
展示の実施
交流事業の一環として、それぞれの都市においてイベント等を活用してお互いの展示ブースを設置しました。
展示の内容についてはこちらから