青森県はこれまで、青森りんごの台湾向け輸出拡大を図るためさまざまなプロモーションを行なっている。
今回、幅広い経済交流促進に向け、三村申吾知事は青森県りんご対策協議会と連携して12月12日から16日に「青森プロモーション」を実施。13日、台北市内において県内の産学官と金融機関でつくる「イノベーション・ネットワークあおもり」(代表・三村申吾知事)と台日商務交流協進会、台北市進出口商業同業公会の2つの経済団体と「経済交流覚書」を締結した。今後、企業間交流の促進や両地域におけるビジネスチャンスの拡大を図っていく。
ちなみに、台日商務交流協進会は1992年に設立され、貿易、金融、機械金属、電機電子等の業種による代表的企業や財団法人、団体等の団体会員約100社が加盟している。12月10日に大動脈剥離で急逝した東京スター銀行会長などを兼務する江丙坤氏が理事長だった。覚書の調印式には董烱熙・副理事長が臨んだ。
また、台北市進出口商業同業公会は1947年に設立され、貿易業者のスポークスマンとして政府との橋渡し役を果たしてきている。理事長は黄呈琮氏で、覚書の調印式には凃如肯副理事長が臨んだ。
青森県によると、今回の「青森プロモーション」では「青森りんごの美味しさ・品質の高さを消費者にPRするとともに、政府関係機関等に対して輸出に係る支援をお願い」するとともに「東北感謝祭における青森観光PRを行うとともに、航空会社に対するチャーター便運航等の要請」「グリーン・ツーリズムによる交流推進のため、松山高級工農職業学校等を訪問」も行っている。