本会メールマガジン『日台共栄』8月7日号や本会HP上でお伝えしたように、大和タクシーの大和自動車と台湾大車隊(Taiwan Taxi)はタクシーの予約や配車サービスの正式導入に向けた実証実験を行っていたが、去る12月5日に正式に業務提携した。

日本のタクシー事業者が海外の配車サービスを導入するのは初めてで、どちらかの配車アプリをスマートフォンに取り込めば、日台でタクシー配車サービスが受けられる。

それから約2週間、今度は配車アプリのジャパンタクシーが台湾の配車サービス「タクシー・ゴー」と連携、12月20日から、台湾からの観光客などは日本語が話せなくても、画面上で行き先を指定してタクシーを呼ぶことができるようになるという。いち早く日本経済新聞が伝えているので下記に紹介したい。

◆ジャパンタクシー


ジャパンタクシー、台湾配車大手と連携 インバウンド囲い込み競争

【日本経済新聞:2018年12月19日】

配車アプリのジャパンタクシー(東京・千代田)は台湾の配車サービス「タクシー・ゴー」と連携する。タクシー・ゴーはLINEで操作できる配車サービスで、利用者は20日からジャパンタクシーが提携する日本全国のタクシー総車両数の3分の1にあたる約7万台を配車できるようになる。日本語が話せなくても、画面上で行き先を指定してタクシーを呼ぶことができる。

タクシー・ゴーはLINEに表示された地図で乗車地や目的地を入力すれば、配車を依頼できる。台湾では100万人が利用し、タクシー6千台が対応している。台湾人が旅行や出張などで日本を訪れた際に、台湾で使っているLINEでジャパンタクシーの提携車両の配車を依頼できる。

配車アプリが広まるなか、訪日外国人が気軽にタクシーに乗れるように海外サービスと連携する動きが広がっている。